北欧スウェーデンでのクリスマスイブの過ごし方
クリスマスが近づいてきました。世界中のいろんな国々でお祝いされるこの一大行事。それぞれのお国や地域で、それぞれの伝統に基づいた形でクリスマスを迎えます。今回は、スウェーデンでのクリスマスの祝い方を紹介したいと思います。
北欧の人々にとって、クリスマスは家族で過ごすもの。国家的祝日なので、クリスマスイブとクリスマス両日はどこもかしこもお休みです。お店もスーパーもお休みなので、クリスマスディナーのための買出しは大抵23日までに済ませます。
最近はアメリカの影響を受けて大型モールなどは24日まで開いているところはありますが、それはスウェーデン人にとって買い忘れたものがあるときの駆け込み寺みたいなものです。クリスマスイブの日までスウェーデンのお母さんは大変です。
クリスマスの準備のためのプレゼントの買い物、食材買出しや下ごしらえ、部屋のデコレーションにディナーテーブルの支度までまさに戦争のような大忙し。そのため、昨今多くの母親が「クリスマス鬱病」にかかると言われています。
クリスマスツリーは大抵生木を用意します。巨大なもみの木を家の中に設定するのは大抵お父さんの仕事です。それに電飾や飾りなど家族総出でデコレーションします。その木の下に各々ラッピングしたプレゼントを並べます。中身が絶対にわからないようにきれいに包み、誰から誰にとかいたステッカーをそれぞれ貼っておきます。
クリスマスディナーが始まるまで、皆で「カッレ」というドナルドダックのアニメをTVで見ます。スウェーデンではクリスマスディナーは巨大な豚の燻製(ハム)を食べます。何日も前から味付けしておき、ディナーテーブルでスライスして分けて食べます。サイドディッシュは、人参をマッシュしたもの、赤カブをマッシュしたもの、ジャガイモをゆでたもの、バルト海のニシン、クリームフレッシュ、キャビア、ポテトサラダにライ麦パンなど。
ワインとグロッグといわれる暖かいクリスマスのお酒を片手に家族みんなで夕飯を楽しみます。もう食べきれなくなるまで食べたら、リビングルームに集まってお待ちかねのプレゼントを開けます。一人ずつ名前を呼んで、一人ずつ順番にプレゼントを開けます。開けたら、皆に披露するのも決まりです。プレゼントを開け終わったら、のんびりスィーツを楽しみます。そうしてクリスマスイブの夜が更けていきます。